アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、日本が世界五大ウイスキーの産地
ウイスキーは、大麦やライ麦、トウモロコシなどを原料とした蒸留酒を、数年以上樽で熟成させたもの。ウイスキーの起源もまた諸説あるが、12世紀にはすでにアイルランドで飲まれていたという記録が残っている。その後、新大陸発見以降に世界中に広まった。
現在、世界五大ウイスキーといわれているのが、アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド)、スコッチ・ウイスキー(スコットランド)、アメリカン・ウイスキー(アメリカ)、カナディアン・ウイスキー(カナダ)、ジャパニーズ・ウイスキー(日本)である。
アイリッシュ・ウイスキーは大麦麦芽や大麦、小麦、ライ麦を原料とした蒸留酒を2年以上熟成させたもの。ウイスキーのルーツともいわれている。
アメリカン・ウイスキーは製造法や主原料の違いによって、種類もさまざま。トウモロコシを主原料とし、内側を焦がしたホワイト・オークの新樽で2年以上熟成させた「バーボン」や、蒸留した原酒をサトウカエデの炭でろ過してから樽で熟成させた「テネシー・ウイスキー」などがある。また、ライ麦を主原料とした「ライ・ウイスキー」もある。
カナディアン・ウイスキーは、ライ麦とトウモロコシの原酒をブレンドしたもの。ウイスキーの中でもっともライトな味わい。
ジャパニーズ・ウイスキーはスコッチ・タイプだが、ピート香も控えめでマイルドな味に仕上げている。 |